《大阪・関西万博》イタリア館は予約できる?アプリとは?待ち時間から見どころ・レストランまで(体験レポ付き)

EXPO2025 大阪・関西万博も終盤となり、
閉幕日の10月13日(月)が近づいてきました。

開幕当初から話題&大人気なパビリオンが
『イタリア館』です!

そんな中、我が家は8月下旬についに念願のイタリア館に行ってきました!(5月頃イタリア館公式アプリで予約あり)

芸術作品は噂通りの大迫力!
本物に感動しました♪

「イタリア館の見どころは?」

「待ち時間はどのくらい?」

「事前・当日予約など、予約方法とは?」

「イタリア館の専用アプリって?」

「芸術に詳しくないけど、楽しめる?」

この記事では『イタリア館』について、予約方法(イタリア公式アプリ含む)や見どころなど我が家の体験談も併せてご紹介します。

芸術作品が好きな方、初めての方、大人から子どもまで全世代におすすめのパビリオンです。

「お得なパビリオン」「ヨルダン館」「電力館」について、詳しくはこちらの記事で紹介しています。よろしければお読みください。

目次

大阪・関西万博
《イタリア館》

イタリア館:場所はどこ?

場所:セービングゾーン(ベルギー館とシンガポール館の間)

西ゲートから大屋根リングを目指し見えてくるのは、リング下の長蛇の列が目印のイタリア館。

首都ローマの観光名所「コロッセオ」のようなエントランスが迎えてくれます。

外観だけでも芸術作品を見ているかのような、工夫を凝らした作りに驚かされます。

館内には、ルネサンス期の理想都市に着想を得たイタリアの都市文化を象徴する劇場、ポルティコ(列柱廊)、広場、庭園が配置されています。

毎日午後6時からは、円形劇場にて多彩なライブパフォーマンスが繰り広げられるそうです。

イタリア館:予約は必要?

予約制度ありですが、予約なしでも先着順で入場可。

予約あり

『イタリア館』を予約するには下記の❶〜❹のタイミングで予約枠をGETします。

  • 7日前抽選(300〜1,000枠未満)
  • 3日前先着予約
  • 当日予約(※当日空き枠がある場合のみ)
  • イタリア館公式アプリ『Italy Expo 2025』でキャンセル待ち

(※2ヶ月前抽選は、実施していません。)

イタリア館の総枠数は1,500枠未満です。当日枠もある程度用意されているようです。

大人気パビリオンですが、予約にチャレンジする価値はありそうです。

(「海外パビリオンの当選枠数」「3日前先着予約のコツ」「当日予約のコツ」は、こちらで紹介しています。)

公式アプリ『Italy Expo 2025』とは?

イタリア館のアプリ『Italy Expo 2025』とは、イタリア館の優先入場予約が可能な唯一のイタリア館専用の公式アプリです。こちらのアプリを使って多くの方が事前予約されています。

ただし現時点で、10月閉幕日までアプリでの予約は埋まっています・・・

が、諦めるのはまだ早い!

キャンセルが出るとすぐに、予約枠が反映されるシステムになっているとの情報があります。

予約のキャンセルは来場日の直前に出やすい傾向があるので、来場の前日から当日朝にかけて公式アプリのキャンセルをこまめにチェックしてみてください。

希望を捨てず、アプリからキャンセル待ちも狙ってみてください!

(※公式アプリは、こちらの記事で詳しく紹介しています。)

予約なし:狙い目はいつ?

予約なしでも先着順で並べば入館できます!

予約なしでも並べば入れるのが、イタリア館の魅力です。

ただ閉幕に向けて、平日も混雑が避けられない会場内・・・写真は、8月下旬の平日夕方ですが、ベルギー館の隣のイタリア館前は、人で埋め尽くされています。

大人気のイタリア館は、今後さらに長い待ち時間となるのではないでしょうか。混雑日など状況によっては入場規制する場合があります。

《待ち時間の傾向》

・午前9時頃:2〜3時間待ち(それ以上になる場合あり)
・午後10時以降:5〜6時間待ち

西ゲート9時入場の中でも早めに並べた方以外は、9時台でも長めの待ち時間となっているようです・・・

ただ、大屋根リング下での時間は、風も吹き抜け意外と過ごしやすいです。前後の人と助け合って、トイレや水分補給もできるそうです。

ちなみに我が家は、8月28日(木)夕方16時半頃にイタリア館を訪れましたが、近くにいた方が「6時間長かった!!」と話していたので、10時過ぎにはすでに6時間ほども待ち時間となっていたようです。

朝一を狙うなら、西ゲート入場が必須です!

イタリア館:見どころは?

《見どころ》

【所要時間】30〜45分

建築・芸術・食文化・科学技術が融合した体験型の展示

「ルネッサンスの理想都市」を再現。
・①広葉 ②劇場 ③庭園の3つの空間
屋上には再構築されたイタリア式庭園、本格イタリアンレストランがある。

・宇宙開発・未来都市・ライフサイエンスの最先端技術を体験できる
・古代ローマ時代の大理石彫刻「ファルネーゼのアトラス」は日本初公開!
レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆のデッサンやメモを展示!
・多感覚シアター:音、動き、色が織りなす没入型演出

ミケランジェロの彫刻「復活のキリスト」(5月18日〜)

ピエトロ・ペルジーノの傑作『正義の旗』が、8月31日(日)から万博閉幕までパビリオン内で展示されます。

イタリア国外での展示は今回が初!

 ルネサンスを代表する画家のひとりであるピエトロ・ペルジーノ(1450頃〜1523)は、若きラファエロの師匠としても知られる人物。本作『正義の旗』は、ペルジーノ成熟期の1496年に制作された大作です。

このタイミングで新たな作品を追加展示!イタリア館の本気が伺えます。

バチカンパビリオン

・会場場所:イタリア館内

バチカンとは、イタリアのローマ市内に位置するバチカン市国とカトリックの総本山の総称です。面積はなんと東京ディズニーランドと同じくらいだそうです。

そんなバチカンの中にある世界最大級のバチカン美術館より名画が日本へ上陸しています!

《見どころ》

カラヴァッジョの名画「キリストの埋葬」万博史上初の公式出展
・西洋と日本の文化交流を象徴する音楽イベントが開催される。

・パビリオンのロゴはサン・ピエトロ大聖堂と日本の太陽を融合しキリストを「世界の光」として表現。

バチカン美術館が所蔵するイタリア絵画の巨匠カラバッジョ(1571~1610年)の成熟期の代表作「キリストの埋葬」は、イタリア美術史において最も重要な作品のひとつとされ、ルネサンスからバロックへの転換点を象徴する傑作です。

本物の芸術作品が万博チケット代だけで見られるなんてすごい!

イタリア館:レストラン予約できる?

《 EATALY(イータリー)》

・営業時間:11:00 〜21:00(ラストオーダー20:00)

・場所:イタリア館の屋上
・アクセス:イタリア館 右側の直通エレベーターで3Fへ
・座席数:約120席(屋内席約80席、テラス席約40席)

予約:不可(先着順)

パビリオン屋上に位置する本格イタリアンレストランも大人気!

イタリア館の観覧予約や入館とは別に、レストラン「EATALY(イータリー)」のみの利用も可能です。

イタリアの18州の地域が週替わりで登場!

イタリアの並外れた生物多様性と食の伝統のある側面や物語を発見しながら、象徴的な料理や伝統的な名物料理を楽しむことができます。

《料理の一例》
パスタ、ピッツァ、大山鶏や真鯛のロースト、ティラミス、ジェラートなど・・・

屋上からの眺めと料理を楽しめるのは最高です!

ただし、連日大盛況のレストラン。どうやら平日でも2時間以上の待ち時間が発生している日もあるようです・・・

予約はできないので、空いている時間を狙って計画的にお店を訪れるのが良さそうですね。

《比較的空いている時間》

・開店直後の11:00
・平日夕方~夜(18:00以降)
・14:00~15:00

レストランの行列には並べないけど、どうしても本場の味が食べたい方!

イタリアパビリオン前の1階にはテイクアウトショップもあるそうです。ここなら、気軽にイタリア料理を楽しめそうですね。

美味しいと噂のプッチャ(ピザ生地のサンドウィッチ)!食べてみたい♪

我が家の『イタリア館』

今まで何度もイタリア館の長い行列を見ては通り過ぎるだけでしたが、公式アプリより家族分の予約が取れ家族で大喜び!

ただ本当に取れているのか不安を抱きつつ、指定の時間にイタリア館を訪れました。

予約がある方は、イタリア館前の大きな電光掲示板前から入場できるとのこと。スタッフにQRコードを見せると、待ち時間なくスムーズに入館することができました。

ついにイタリア館へ入れるね♪

入館するとスタンプありorなしで列が2つに伸びています。

スタンプありの列に並ぶと館内展示まで30分ほど、スタンプなしの場合は10分ほど待ち時間があります。

スタンプはこのタイミングで押さないと戻れないとのこと、ご注意ください。

スタンプ押したい!

我が家はスタンプ列へ。

イタリア館とバチカン館含め4つのスタンプがありました!

ようやく館内展示の列に並び直しましたが、スタッフの方もとても丁寧で優しい方ばかり。

「もう少しで涼しい場所に入れますから、あと少し頑張ってください!」と温かい言葉が印象的。入館後も展示エリアに入るまでは、半分外のような空間なので夕方とはいえ暑かったです。

❶シアタールーム

カーテンが開くと、木製の没入型シアターが現れ、ほのかに良い香りが漂っています。

良い香りがするね♪

この香りは代表的な「ポプリ」で、イタリア館のシアタールームを演出し、空間を長い歴史と優雅さ、そしてイタリアらしさあふれる香りで包みます。

大きなスクリーンでは、イタリアの各都市の映像を鑑賞します。映像が終わるとスクリーンが開き、美術館への扉が開かれます!

圧巻の演出と目の前に広がる空間に思わず、「すごい!」と思わず声が漏れました。

❷美術館(イタリア)

「ここは本当に万博なの?」と思うほど、美術館へ迷い込んだような作品の数々に圧倒されます。芸術にそれほど詳しくない我が家の面々ですが、しっかり伝わるものがありました。

そんな貴重な作品を一部ご紹介します。

ファルネーゼのアトラス

世界的な文化遺産として知られる古代ローマ時代の大理石の彫刻「ファルネーゼのアトラス」は、日本初上陸!

イタリア・ナポリの博物館からおよそ10日かけて、飛行機とトラックで運ばれてきました。

移動距離はおよそ1万キロ!

古代ローマ時代、西暦150年頃の作品で、高さ約2メートル・重さ約2トン。ギリシャ神話の神「アトラス」が天球儀を肩に担ぐ様子を表しています。

大きいね!なに持ってるの?

子どもらしい反応を示しつつも、興味津々に彫刻を見つめる子ども達でした。本物の彫刻は、息を呑むほどの迫力で一周しながらじっくり鑑賞しました。

ミケランジェロの「復活のキリスト」

ミケランジェロ・ブオナローティが1514〜16年に制作した「復活のキリスト」、右手に十字架を抱えたキリストの約2メートルの立像。

手の甲や胸の部分に磔(はりつけ)の刑による傷痕があるのが特徴で、ローマ北西部のラツィオ州バッサーノ・ロマーノの教会が所蔵しています。

ティントレットの「伊東マンショの肖像画」

恥ずかしながら、こちらに描かれた人物を詳しく調べていかず後悔・・・

『伊東マンショ』とは、天正遣欧少年使節の正使としてローマへ派遣され、帰国後はイエズス会の司祭としてキリシタンの布教活動に生涯を捧げた日本と西洋の架け橋となる人物だそうです。

1585年、ローマで教皇に対面した後にヴェネツィア元老院の依頼でティントレットが描いたのがこの肖像画を描きました。

木造プロペラ機(アンサルド SVA-9)

ママ!天井見て!

天井には大きな木製のプロペラ機が!

こちらは大正時代に「ローマ―東京間飛行」を成し遂げた木製飛行機の骨格が復元され、イタリア館は「両国が育んできた友好の象徴」としています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ の「アトランティックコード」

「アトランティックコード」とは、イタリア・ルネサンス期の芸術家、レオナルド・ダ・ビンチが残した1000枚以上にのぼる文書やスケッチのコレクションです。

今回公開されているのはその中の2枚。

1枚はレオナルド・ダ・ビンチが光と影について勉強するため描いたもので、もう1枚はミラノの教会を描いたものです。

映画の世界が実在するんだ!と驚き&感動です。

❸美術館(バチカン)

カラヴァッジョの「キリストの埋葬」

イタリア館内にある「バチカンパビリオン」も圧巻です。

薄暗い空間の中に飾られた絵画「キリストの埋葬」には、十字架から下ろされたキリストの遺体が、弟子たちの手で運ばれ、葬られようとしているシーンが描かれています。

ちょっと怖いかも・・・

絵の世界に入り込むような絵の迫力に圧倒され、子どもたちは少し怖がりながらもジッと絵画を見つめていました。

小さな空間でしたが、こんな貴重な絵画が海を越えてやってきたと思うと感慨深かったです。

❹屋上庭園

1階の展示を見た後は、長い階段を登って3階の屋上庭園へ。綺麗に植えられた木々の中を通り抜けながら庭園を楽しみます。

この屋上がとにかく最高で親子共にゆっくり時間を過ごせました!

風が心地よく吹き抜け、夕日や大屋根リングなど別角度で眺めることができます。また、先ほどまでの人の波はどこへやら?庭園はとっても空いています。

迷路みたい!イタリアちゃん見つけた〜♪

庭園の中には、イタリアちゃんやその仲間たちがひょっこり迎えてくれます。

子どもたちは大喜びで写真撮影♪

イタリア館の本物の展示から屋上まで印象深いパビリオンとなりました。庭園を堪能した後は、1階へ降りると最後にイタリア館のショップがあります。

ここでもイタリアちゃんと記念撮影ができるスポットもありましたよ♪

まとめ

今回は『イタリア館』について、予約方法(イタリア公式アプリ含む)や見どころなど我が家の体験談も併せてお伝えしました。

入る前から話題や長い行列を見て、凄いパビリオンなんだろうと思ってはいましたが、実際に入ってみて想像の何倍もの衝撃と感動的な時間を過ごすことができました。

作品を通して、大人だけでなく子どもたちにも伝わってくるものがあったようで・・・

本物ってすごいね!

イタリアに行ってみたい♪

「芸術に詳しくても楽しめるのか?」不安もありましたが、家族でイタリア館を堪能できて本当に良かったです。

今後、子供と一緒に美術館へ行ってみるのもいいかも!と新たな野望も生まれました。

そしてチャンスがあれば『もう一度イタリア館へ行ってみたい!』と益々万博沼にハマる我が家でした。

最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

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